赤茶の細い針金のような茎に
小さな丸い葉が連なるユニークな姿。
ニュージーランドやタスマニア原産の
つる性の常緑小低木です。
生育旺盛で耐寒性、耐陰性があり、
室内の観葉植物としてもガーデンの寄せ植えなどと
しても幅広く使われています。
四方に広がって伸びていくため、ハンギングや
高さのある鉢に植えたり、棚に置いたり、
トレリスなどで垂直面に這わせるなど楽しみ方も
いろいろ!
育てる場所によって姿が変化するのも
面白いところ。
室内の光量が少ない場所では茎がやわらかめ、
葉はやや大きく薄くなってふわっとした印象、
日のよく当たる場所で育てると茎は硬く、
葉が小さく細かくなってよりワイヤー感が増します。
また、戸外で長く育てていくと
夏~秋に淡い黄色の小花を咲かせ、
その後にベルのような形の小さな実を
つけるようになります。
【置き場所】
日当たりを好みますが耐陰性もあり、
戸外の直射光~日陰でも室内の直射日光のあたらない
明るい場所にもおくことができます。
耐寒温度は0℃。
霜があたらない場所なら地植えもできます。
室内ではエアコンの風が直接あたらない
場所においてください。
【水やり】
乾燥が苦手で水切れすると葉を落とすことが
あります。
鉢植えのものは春~秋の生育期間は
土の表面が乾き始めたら、
早めに鉢底から水が出るまで
たっぷり水を与えてください。
ただし、土がいつも湿っている状態はNG。
鉢底にたまった水は捨ててください。
気温が低い冬は生育期間より
少し水やりの間隔をあけて
表面がしっかり乾いてから
与えるようにするとよいです。
【葉水】
室内では乾燥する時期は、葉や茎に
霧吹きで水分を補給するようにします。
ハダニなど害虫予防にもなります。
【せん定】
せん定に強いので、長く伸びすぎた茎は
好みの位置でカットしましょう。
思いきって短めにすると、そこから枝分かれして
新芽も伸びやすくなります。
切った茎を挿し木して増やすこともできます。
5~7月が適時期です。