原産地:インド、マレーシア
東南アジア原産のゴムの木の仲間。
大きな葉をもつものが多いゴムの木の
中では小さめの葉をたくさん茂らせる
やさしく、さわやかな印象の観葉植物です。
園芸品種もたくさん出ており、
基本の緑葉のものをはじめライムグリーンの
葉や白や黄色の斑入り葉、
葉がくるんとカールした“バロック”や
“シタシオン”などヴァリエーション豊か。
若木のうちは幹や枝が細くやわらかなので
いろいろな樹形に仕立てられるのが魅力的。
幹を編んで三つ編みにしたり、ねじったり、
葉を刈り込んでスタンダード仕立てに
してあるのがおなじみです。
丈夫で生育旺盛、明るめの室内で
育てやすい植物です。
花言葉は「信頼」「友情」「永遠の愛」
贈り物にもよく使われています。
【置き場所】
日の入る明るい風通しのよい場所。
耐陰性もありますが、
本来は光を好みます。
ただし強い直射日光にいきなりあてると
葉焼けをおこしますので、
日光に直接あてる場合は徐々にならすか
薄いカーテンなどで遮光するように
しましょう。
耐寒温度は5℃。
【水やり】
春から夏の生育期間は
土の表面がすべて乾いたら、
鉢底から水が出るまで
たっぷり水を与えてください。
鉢底にたまった水は捨ててください。
冬は生育が緩慢になるため、用土が
乾いてもすぐにはやらず、
2~3日くらい待ってから
与えるようにします。
【葉水】
霧吹きで葉に潤いを与えます。
空気中の湿度が高いのを好むため、
乾燥する時期は特に葉や周りに
水分を補うようにミストすると
生き生きと育ちます。
【せん定】
生育が旺盛で葉がしげって重なり合うと
風通しや日当たりが悪くなるため、
込み合った葉や枝はカットしましょう。
風通しをよくすることで
カイガラムシ等の害虫予防にもなります。
太い枝や幹をカットする場合は
4月中~6月中旬が適時期です。
この時期にせん定することで
形のよい姿に整えることができます。
【ポイント】
ベンジャミンは明るさや温度など
置き場所の環境が変わると
パラパラ葉を落とすことがあります。
これは環境に順応しようとするため。
暗すぎ、気温が低すぎなどでなければ、
その後に
環境に適応した新しい葉が生えてきます。
動かさずその場所で見守るようにしましょう。