クワ科イチジク属
学名:Ficus umbellata
原産地:熱帯アフリカ
ハート型の葉っぱが大人気のウンベラータ。
原産地では10mほどの大木になりますが、
日本では1~2mのサイズが多く出回っています。
リビングのシンボル的な観葉植物として
インテリア雑誌でもおなじみになっています。
ゴムの木の仲間のフィカス属としては
薄い葉が他と違ってやわらかな印象ですが、
性質は生育旺盛で丈夫な木です。
すくすくと育つ性質と
ハート型の葉をもつことから
花言葉は「すこやか」「永久の幸せ」
【置き場所】
日の入る明るい風通しのよい場所。
ウンベラータは光を好みます。
耐陰性もありますが明るい場所におくと
葉の色がよく、しっかりとした樹形に育ちます。
ただし夏の強い日射しの時期は、いきなり
あてると葉焼けをおこしますので避けるように
してください。
耐寒温度は5℃ですが、
寒さにあたると葉が変色しやすくなるので
10〜15℃以上保てるようにすると
綺麗な姿を保てます。
【水やり】
土の表面がすべて乾いたら、
鉢底から水が出るまで
たっぷり水を与えてください。
鉢底にたまった水は捨ててください。
冬は生育が緩慢になるため、用土が
乾いてもすぐにはやらず、
数日待ってから与えます。
冬場の冷たい水は根を傷めますので
室温にしたものを与えたり
日中の暖かい時間にやるようにしましょう。
【葉水】
乾燥する時期は
霧吹きで葉に水分を補うようにすると
生き生きと育ちます。
葉の裏側にも水をかけることで
ハダニなどの害虫予防にもなります。
【せん定】
生育が旺盛で葉がしげって重なり合うと
風通しや日当たりが悪くなるため、
込み合った葉や枝はカットしましょう。
太い枝や幹をカットする場合は
4月中~6月中旬が適時期です。
この時期にせん定することで
形のよい姿に整えることができ、
高さも抑えることが
できます。
【冬越し】
熱帯アフリカ原産のウンベラータは
本来常緑ですが、冬の気温が低い時期や
寒暖の差がある場所では
室内でも落葉することがあります。
これは寒さから身を守るのに
休眠状態になったもの。
枝や幹がしっかりしていれば
枯れていません。
暖かい場所において冬期の水やり
(土をしっかり乾かしてから水やり)
を行うようにしますと、
春にまた葉が芽吹いてきます。