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◾️シマトネリコの育て方

​モクセイ科トネリコ属
学名:Fraxinus griffithii
​原産地:台湾、フィリピン、沖縄など

繊細な枝に光沢のある小さな葉がそよぐ姿が

涼しげで爽やかな印象の半常緑高木。

お庭やベランダのシンボルツリーとして

も人気です。

戸外では初夏に香りのある白い花を

房状にたくさんつけます。

(雌雄異株のため雄株は花をつけません)

生育旺盛で生長が早く、

ベランダの目隠しなどパーテーションの

役割にもなり、

せん定にも強いので育てる楽しみもある

植物です。

【置き場所】

日当たりを好みますが耐陰性もあり、

戸外では直射光~半日陰。

屋外管理がおすすめですが

室内で育てる場合はできる限り明るい場所に置きます。

室内で長く育てる場合は

日差しの強い時期にいきなり直射光に

あてると葉焼けをおこしますので

徐々に慣らすようにしてください。

耐寒温度はマイナス3℃ほど。

関東以西で地植えもできます。

【水やり】

乾燥が苦手で水切れすると葉を落とすことが

あります。

鉢植えのものは春~秋の生育期間は

土の表面が乾き始めたら、

早めに鉢底から水が出るまで

たっぷり水を与えてください。

ただし、土がいつも湿っている状態はNG。

鉢底にたまった水は捨ててください。

気温が低い冬は生育期間より

少し水やりの間隔をあけて

表面がしっかり乾いてから

与えるようにするとよいです。

【葉水】

室内では乾燥する時期は、葉や茎に

霧吹きで水分を補給するようにします。

ハダニなど害虫予防にもなります。

 

【せん定】

生長が早く地植えのものは15mもの高さに

なることもあります。

定期的にせん定をおこなって

形を整え高さを調節します。

葉が多く重なって風通しが悪いような部分を

透かすようにカット、

高さを出したくない場合は数年に1度

上に伸びる枝を切り詰めます。

 

冬以外の3~11月頃まで常時せん定できますが、

花を楽しむようなら、花芽のある5,6月を避けて

花後に行うようにするとよいです。

【落葉】

あたたかい沖縄や台湾などでは常緑ですが、

戸外では気温の低い冬〜春先に落葉することがあります。

こちらは管理に問題がなければ、春にまた

芽吹いてきますので問題ありません。

水切れ、逆に水のやり過ぎの過湿、

温度や明るさなどの置き場所の変化によって

葉落ちすることがあります。

これはシマトネリコの注意喚起。

 

生育旺盛で丈夫な木なので、水やりや

環境の見直しでまた新しい葉が出ることが

多いので様子をみてみましょう。

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