北米~中央アメリカ原産の常緑樹。
海辺に自生し、ブドウのような実をつけるので
「シーグレープ(sea grape)」、
和名で「浜辺ブドウ」という呼び名があります。
日本ではまだ流通量は少なめですが、
丸みのある大きな葉がインテリアグリーン
として人気。
節ごとに曲がって伸びる幹の形も
チャームポイントになっています。
原産地では2m以上の大きさで並木にも
なっている木ですが、切り戻して
コンパクトな鉢植えに仕立てられます。
丈夫で、新芽から生長していくにつれて
葉の色が変化していくさまも
育てるのが楽しい観葉植物です。
【置き場所】
室内の明るい場所。
ある程度の耐陰性もありますが、
日当たりを好みます。
光量が多いと、葉の葉脈の赤い色が
きれいに出ますのでなるべく明るい場所に
置きましょう。
ただし強い直射日光に当てると葉焼け
しますので、夏の強光は避けてください。
耐寒温度は約5℃。
15℃以下になると生育がゆっくりに
なります。
エアコンの風はNGです。
【水やり】
大きな葉から水分を蒸散します。
春~秋の生育期間は
土の表面がすべて乾いたら、
鉢底から水が出るまで
たっぷり水を与えてください。
鉢底にたまった水は捨ててください。
気温の低い冬は土の表面が乾いても
すぐにはやらず、数日待ってから
水やりしましょう。
水やりの間隔をあけるようにして
与える時はたっぷり与えてください。
【葉水】
乾燥する時期は葉やその周りにも
霧吹きで水分を与えるようにしましょう。
乾燥すると増えやすいハダニなどの
害虫予防にもなるので葉の裏にも水分を
かけるようにするとよいです。
【せん定】
大きく曲がって伸びていく樹形が
魅力的なシーグレープですが、せん定にも
比較的つよいので好みの高さでカットして
仕立て直すことができます。
適時期は生育期初めの5~6月。
この時期にせん定をおこなうと高さを
抑えたり、樹形を整えることができます。