
◾️ツピダンサスの育て方
ウコギ科シェフレラ属
学名:Tupidanthus calyptratus
原産地:インド北部、マレーシアなど
シェフレラ属の中では大きくツヤのある葉が
印象的な常緑木。
小さいうちはまっすぐですが、
茎・幹がやわらかく曲がって伸びていくので
ある程度大きくなると、ゆるやかにカーブした樹形が
魅力的なインテリアグリーンです。
生育旺盛で育てやすい植物。
耐陰性、耐寒性があり、乾燥にも強いです。
置ける場所が幅広い点も
インテリアグリーンとして優秀です。
【置き場所】
明るさのある風通しのよい場所。
耐陰性がありますが、
あまり暗いと枝が間延びして
葉が下にさがり気味になって
しまいます。
エアコンの風が直接あたる所は
避けましょう。
耐寒温度は約5℃。
【水やり】
水やりのコツは、水やりをしたら次の水やりまで
間隔をしっかりあけること。
春~秋の生育期間は
土の表面上から数cmの厚さがすべて乾いたら、
鉢底から水が出るまで
たっぷり水を与えてください。
冬の気温が低い時期は生育が緩慢になり
水をあまり吸収しなくなります。
成育期よりも さらに間隔をあけて
水を与えるようにします。
あまり明るくない場所で育てている場合も
冬同様に水の吸収がゆっくりになります。
水やりの間隔をやや長めにとりましょう。
水をあまり吸い上げが緩慢な時に水を与えすぎると
根腐れや蒸れで木が弱ることがあります。
【葉水】
空気中の湿度が高い環境を好みます。
乾燥する時期は霧吹きなどで葉やその周りに
潤いを与えましょう。
【植え替え】
長く育てて根詰まりしてきたら
植え替えが必要となります。
5~9月にひとまわり大きな鉢に植え替えます。
ツピダンサスを含むシェフレラ属の植物は
真夏や冬に植え替えると不調を起こしやすいので
この時期は避けたほうがよいです。
鉢が割れてしまった、など
どうしてもすぐに植え替えが必要な場合は
なるべく根をいじらずに植え替えると
不調のリスクを軽減できます。
土中の蒸れが苦手な植物なので
植え替えに使用する土は
水はけの良いものがおすすめです。